実は私の身近な人間(女性)が天才である。何に秀でてるかって？数学？芸術？物理？
いいえ。
優しさです。
なーんだつまんねぇのって思わせたかもしれない。それは素直にすまん。君たちと私で天才の定義が違かったのかもしれないね。
『天才』とググると
"生まれながらに備わった，平均をはるかに超える傑出した才能のこと"
と結果が出る。実際優しさって才能だと思う。
あなたの周りにもひでえ上司、非常な人間。いませんか？それって、『優しさの才能』がないのよ。天才という才能のない凡人もしくはそれ以下。
私の身近な天才は、かなり頭も良い。秀才でとても賢いが、ずば抜けて優しさの才能が突出してる。
倒れてる自転車があれば起こす、困ってる老人に声をかける、人から頼られたら断らない、仕事を引き受ける…そうして天才は、壊れる。
優しさの才能がない凡人に潰される。
おかしいですよね。天才ってもっとキャーキャー大切にされるべきなのに。
人は誰しも、心を持っている。温かい気持ちになったり冷たい気持ちになったり。自分でどうしようもできない時、温かい気持ちにさせてくれるのは、優しさの才能を発揮した人たち。
声をかけてくれたり、夜通し話を聞いてくれたり、一緒に泣いたり笑ったりしてくれる人。それは少なからず優しさの才能を持っている人。
最後はみんな優しさに頼るんだよ。金や権力じゃない。自分の心を温めてくれる人がいちばん大切なんだ。
知人の天才は、電話で
「私は自分を犠牲にして、働くことも、笑うことも、起き上がることも出来ず、嫌な人間のせいで地獄を見た。けどね、きっと全ては巡り巡って自分に返ってくるって信じてるから、人に優しく感謝することを忘れない」
とまぁ、心の底からその言葉を出せる。
ここまで読んでくれたあなたも含め、天才だよこれが。
